【過去話】フジミ R33 GT-R Vスペック '95
プラモ作りが完全に空白状態でムラムラ(?)。なので昔の話です。
私のプラモ製作期は現在進行形が第2期なワケですが、2があるからには当然第1期もあったわけです。FC3S RX-7前期型から始まり様々な車種を買ったプラモ第1期ですが、当時はあろうことか、プラモデルを「でっかいミニカー」感覚で作っていたので、製作数のわりに現存しているのはR33 GT-Rと2002年型2代目インプレッサだけ。どちらもフジミ。
今回はR33 GT-Rのほうを振り返って思い出に浸ります。
なんだこれ、ヒデ~!と思った方。安心してください、あなたの審美眼は正常です(笑)。中学生?のころはこれを真剣に作っていたので、今思えば「井の中の蛙大海を知らず」というところですかね。
いま見てみるとツッコミどころが多い仕上がりですね~。リアもすごいですよ。
同じR33 GT-Rでもフジミとタミヤでは造形がかなり違います。
こっちの話をしたいのにあまりにも私の作り方が汚すぎてそればかりに目がいってしまう。
そもそも全体の造形として、フジミのつくりは評判通りです。パーティングラインは金型成形プラモデルの宿命ですが、結構凹凸が目立ちます。ボディ全体のルックスも、若干デフォルメが入っているタミヤのほうが、どことなくスマートで格好いい感じ。実寸通りで考えればフジミのほうが正確なんでしょうけどね。
そしてなにより、キットの作り込みのクオリティが根本的に違います。
ディスプレイしてしまえばほとんど目に付かない部分ですが、こちらの造形でもやはりタミヤに軍配が挙がります。フジミのほうは前後輪とも1本のシャフトでタイヤを固定しますし、そもそも設計が古いキットなんだろうか。ローダウンパーツが追加された一番新しいキットでも同じ金型みたいです。
ってか塗装色間違えてるぞ、過去の自分・・・。
このタイプのサイドミラーはあまり好きではないですね。セメダインの固定完了までホールドしてないといけないヤツです。ネット上の製作記を拝見させていただくと、みなさん真鍮の棒を埋め込んで固定しているみたいですね。
そしてなんとなく車高が高い。ボディとシャーシの合わせ位置がうまく噛み合っていないのかと思いましたが、これが適正位置のようです。ウワサだと同社のインテRの車高もかなりダサい凄いことになっているみたいなので、もともとなのかな~?ローダウンパーツが追加された新規品が羨ましい。
純正シートをレカロ風に塗っているダサさには目をつぶって、着目して欲しいのはセンターコンソールとダッシュボードの噛み合い具合。恐ろしくズレているように見えますが、バスタブ外縁側では適正位置みたいです。マジかよ。
ドア周辺の内装部はフジミのほうがリアルに見えますね。実際にはちょっとサイズ感がおかしいそうです。
というかすべてのパーツが着色成形パーツなので、筆塗り勢的には「勘弁してよ~」の世界なんですが・・・。
キットひとつひとつは評判が悪いフジミですが、実はR33 GT-Rに関してのラインナップは業界トップクラスと思われます。
タミヤはVスペック前期型とカルソニック、アオシマはそもそもGTS 25t '94のみをリリースしているところ、実はフジミからは前期型('95)・中期型?(LM limited)・後期型('97)をはじめ、複数のR33キットが発売されています。
まあ、そのうちどのくらいが今も入手可能なのかは分からないですけどね。っていうかオーテックバージョンはどこのメーカーも出してくれない。取材車両が希少だからかしら。
さて、ここまでフジミキットについて散々こき下ろしてきましたが、この酷い完成度合いはどう見てもキットのせいではない。今の私から見て、過去の自分のダメなところを挙げていきましょう。
まず筆ムラがすごい。着色成形キットなのは前述の通りですが、ボディカラーは純正名ミッドナイトパープル指定(パープル+ブラック混色)を想定されていました。そこに無理矢理シルバーを塗りつけたので、とにかくベタ塗りって感じですかね~(自分のことなのに覚えていない)。塗装後の表面処理は全くしてないです。
セメダイン接着したヘッドライトはクリアパーツを完全に曇らせています。そもそもR33の立派な眼力を成立させる黒塗りはなされていないようす。そしてなんでもかんでもセメダイン接着しているので、はみ出した部分の仕上がりが散々な出来になります。
あとワイパー折れてるんですよね。ウワー。
ま、酷い出来です!端的に言えばヘタクソ!
そもそも論、これは先日アルテッツァを作ったときにも述べましたが、フジミのキットっていろいろ雑(直球)なぶん、ある程度しっかりした仕上がりにするには、それなりの技術や経験値が必要なワケです。
今の自分が熟練したとはまだまだ言えませんけども、今このキットを作ったらどうなるんでしょうね。気になるところです。
ということで今回は過去の話でした。
ちなみにこのキットは既に絶版のようですよ。
ちなみにローダウンパーツが新たに追加された後継?キット。こちらも売り切れみたいです。
フジミ製R33のさまざまなバリエーション
続・俺のミニ四駆がこんなに非力なわけがない
前回、謎のトルク不足により走らない結果に終わったi20クーペくん。
やっと電池を仕入れてきたので、気を取り直して再スタートです。
スイッチを入れた瞬間、前回とは比べものにならない勢いで四輪が回転し始めます。回転音をよく聞いてみると、モーター駆動音のほかにカラカラ音が残っていますので、ボディ側シャフト受けの回転が干渉している=グリスが足りないと思われます。内部ギヤのグリスは前回たっぷり塗布したので、あれで足りないなんてことは無いハズです。
接地させた瞬間、思わず「これこれ、コレだよ・・・!」という言葉が出てしまうくらいに見事なロケットスタート。残念ながらコースではないので引き戸に接触したのち壁に激突して停止してしまいましたが、心配していたモーター不良は全く無く、走行動作に問題は無さそうです。一安心。
ただ、激突した衝撃なのか、それとも組み立て時のミスなのか、いくつか気になる現象も確認しています。
まずフロントの19mmローラーですが、片方が外れてシャーシ側に浅い抉れが生じました。ネジ止めし直すと外れる兆候がなかったので、おそらくドアレールの段差に引っかかるなどして外れたもの、つまり実際のコースでは発生しない事象だと思われますが、要検証ということで。
もうひとつ、円形スタビ付きポールも緩んでいるのが確認されました。いわゆるラジオペンチ的なツールがないので、ナット類の締めが甘かったのでしょう。こちらは左右とも同じくらいに緩みが生じていたので、正面衝突した衝撃でしょうか。こちらも要検証、場合によっては二重ナット等の対策を取った方が良いかもしれませんね。
そしてなんですが、i20クーペのほうは大丈夫なことが確認できましたが、アバンテMk.Ⅱに想定外のトラブルが起きていることが発覚しました。
i20でなんとかモーターを回せた電池をアバンテに投入したところ、こちらの駆動系がぴくりとも動かないではないですか。アバンテに電池を投入したのは推定10年ぶり程度ですが、突然の目覚めに車両も寝ぼけている・・・?
手転がしではギヤや回転部がトラブっている様子は見受けられなかったので、恐らく電源系でしょうか。モーター内コイルが完璧にサビついているなんてことは考えられないので、電池ボックスの受け部銅パーツがサビるかなにかで電子が通らなくなっているのでしょうかね。ピンセットで軽く削ってみましたが、解決しませんでした。
あるいは、アバンテのMSシャーシには大径タイヤを履かせているので、大径タイヤの重量を回すだけの電力が無かったりするのかもしれませんね。レブチューンに3.5:1ギヤだと、パワー不足時はキツいのかな?
とりあえず、いまメインで弄っているi20クーペの動作を確認できたので、今度こそ一区切りです。ボディは未完なので、ミニ四駆関連の次回更新は初サーキットシェイクダウンかボディ完成時ですかね~。
ボディなんですけど、せっかくなんで痛四駆でも作ろうかな~、と。インクジェットプリンター対応のクリアテープとかを仕入れないといけないので、また作業中断という感じで。
そういえば痛車を作るときって版権の関係でいろいろ厄介なんですけど、家に飾るだけのプラモデルや、家で遊ぶ場合のミニ四駆というような、個人の範疇の使用であれば普通にイラスト等を使っても大丈夫となってますね。でもミニ四駆大会やプラモコンテストに出品する場合は扱いはどうなるんでしょう。しがないオタクのさりげない疑問です。
しかしここ1週間ほどミニ四駆を弄っていたら、プラモデルを作ってない自分にやきもきするというか、なんとなく落ち着かないですね~。なにか作ろうかな。
俺のミニ四駆がこんなに非力なわけがない
ミニ四駆イジリーは休止・・・と言っておきながら、やはり一回くらいは走らせようと思い、今日さっそく電池を入れてみました。
家には新品の単3電池の1本や2本くらい転がっていると思っていたのですが、どうも開封済み・消耗済みのものしかないようで、まあとりあえずと適当に同じラベルのものを2本手にして電池を投入。
記念すべき処女走行です。
ちょうどよい抵抗感のスイッチをONの位置にいれ、いざ試走!と、頼りないカラカラ音とともに走り出した我がヒュンダイi20クーペくん、トロトロ走り始めて10秒足らずで止まってしまいました。
これがヒュンダイか!いや、中身はタミヤのMAシャーシにダブルシャフトモーターなんで、メーカーもクソもないですけどね・・・。
さてさて、ミニ四駆のスタートといえば普通、タイヤが接地した瞬間「バシュン!」なんて音とともにマシンが飛び出していくもんですが、私のi20クーペはまるで10年前の1.0Lヴィッツみたいな加速。いわば異常事態なワケです。
といっても原因はなんとなく思い当たりますよね。冒頭で触れた消耗電池、つまり電源出力の不足でしょう。一応他の原因考察も当たっておきましょう。
最初に改善策を打てるのがグリスの塗布不足とギヤの動力伝達ロス。モーターからの動力はピニオンギヤを介して2種類のギヤからタイヤに伝わるので、この部分の回転力が足りなければ車両を動かすことができません。ちなみにギヤの噛み合いが悪くてパワーロスするというケースもあるようです。噛み合い具合については目視や手転がしでしっかりギヤが噛み合い、あるいは前後輪が同期していることを確認済みなので、可能性はおそらくゼロ。
グリス不足についても、これは原因でないなと直感的に感じていました。以前、あろうことかグリス塗布を忘れたミニ四駆を走らせた経験があるのですが、潤滑剤のないギヤどうしが噛むとすごい音がするんですよね。しかも途中で速度が落ちるということは無く、爆音を響かせながら走り続けます。一方のi20クーペではカラカラという軽い音はするものの、ギヤどうしの異音はとくに聞こえません。強いて言えばシャーシ側のシャフト受けがグリス不足なのかもしれません。もうめんどくさいからここもベアリングにしよう(爆)
また、トルク重視のチューンやモーターなので、仮にギヤ側の回転力が不足していたとしても、完全に止まってしまうことはないのではないでしょうか。結局グリスを追加しても加速力は変わらず。いや、正確にはちょっとタイヤが回りやすくなりました。やっぱりグリスは足りてなかったらしい。
とか言いながら持ち上げて試していたら、最初の頃は回転していたタイヤの回転スピードが徐々に落ちてきているような・・・。接地させるとついに動かなくなりました。やっぱり電池でしょうな、これは。
そういえば、一般的なアルカリ電池と充電池とでは、消耗による出力変化がだいぶ違うらしいですね。エアコンのリモコンによる検証なので、こういうモーターのおもちゃとは挙動も異なるでしょうが、アルカリ電池では使用開始後から徐々に出力低下していくのに対し、充電池はかなり長期間出力をキープでき、残量枯渇寸前にドっと出力低下するのだとか。仮に高回転モーター類でもこの消費ペースが使えるのなら、ミニ四駆レースではかなり強みになりそうですよね。
ま、普通に使用電池の項目でレギュレーション違反です。
とはいえまだひとつの可能性が払拭されたわけではありません。それがそもそものモーターによる不具合。モーターにも個体差があるようで、同じ種類のモーターを複数個キープし、レース用の一番調子が良いモーターを選抜するというレーサーのかたも多いようです。
電子機器や家電でもありがちですが、"ハズレ"個体がたまたま来てしまった可能性もあるわけです。そのうち新品電池を仕入れて原因確定させたいですね。
今日も今日とてミニ四駆を・・・
たまたまワールドラリーのニュースがGoogleで出てきて、私はそちらの方面にあまり明るくないのですが、先日はi20クーペWRCのヒュンダイチームが1位・2位のラウンドがあったようですね。その下はトヨタ勢(WRCヤリス)が独占し、少し離れたポジションでヒュンダイが1台入賞、ということで(うろ覚え)。
ネット記事のサムネイルでi20WRCが出てきたときはちょっと惚れ直しましたよ。まあWRカーのヒュンダイ車は中身は他社製だとか聞いたことがゴニョゴニョ・・・。
さてさて、前回軽く弄ってパーツ待ちだったミニ四駆PRO。注文していたパーツが届いたのでさっそく取り付け作業へ。
とにかくフロントのワイドステーを無加工で取り付けるべくとフルカウルミニ四駆用FRPステー、それに合わせる13mmベアリングローラーは基本メニュー。転倒防止に大きめのスタビを組み合わせ、コーナーでの安定性を図ります。
どの程度の効果があるのかは分かりませんが、19mmローラーはフロントアンダー部に取り付け、早めのターンイン効果を期待。
さらに駆動系には申し訳程度にカウンターギヤ用ベアリングを装備して回転力向上。
また、脳内仮組み中に、サイドステーの必要性が浮上したので、ARシャーシ用サイドダンパーのキットを装着し、遠心力や着地に備えていきます。
こうして取り付けてみると気になるのが重量とバランス。ダンパー取り付け位置なんかの走行性能にかかる部分は実走なしでは何とも言えないところですが、車重はそこそこ重めになっちゃっているのではないでしょうか。
いくらトルクチューンだからってなんでもかんでも載せれば良いというものでもないでしょうからね~。
それから重量配分面でもビジュアル面でも気になるのが、やはり後方装備の寂しさ。フロントが13mmローラーや19mmアルミローラー、スタビ付きにダンパー装備と賑やかな分、10-11mmダブルローラーしか装備されていないリアのワイドステーがとても寂しそうです。
せっかくワイドステーで拡張性を上げているので、実走時の着地姿勢とか次第ではフロントダンパーをリアに持って行っても良いかもしれません。とにかく実走させないことには弄れない。
ボディを載せるとこんな感じ。サイドダンパーとボディ側面の干渉が心配でしたが、精密ドライバー1本分くらいの余裕がありそうなので、大丈夫そうですね。
ボディはロイヤルブルー塗装箇所の乾燥中なので、少なくとも翌日くらいまでは掛かりそうです。
このあたりまでチューニングすると、脳死でできる初歩的なカスタマイズはほとんどやった感じになりますかね。これ以上のパーツ検討は机上の空論となり始めるので、このへんで一度実走を挟むまで、追加のイジリーは休止しましょう。
実家のほうで一番近いミニ四駆サーキットが1時間300円くらいだったかな?価格設定も法外に高いわけでもなく、利用ごとにポイントも貯まり、何回目かで無料になったりするのですが、首都圏ヨドバシやビッカメでオープンサーキットが設置されている光景を見てしまった以上、「タダで好きなだけ使えるサーキットはズルいなぁ~←」と思っちゃったり。
まあオープンサーキットがあるエリアに出かける万単位のコストを考えれば、1時間300円なんて圧倒的に安いわけですから。近いうちに行ってみようと思っています。
それにしても昔はミニ四駆というと、「小学生くらいの男の子が少ないお小遣いを上手にやりくりしながら、いかに速いマシンを作れるか」というようなイメージを勝手に抱いており(そもそも自分が小学生男子でしたが)、金銭感覚がスケールアップされた大人のほうがパーツの入手機会的に有利なものと考えていました。しかし、実際に成人後にミニ四駆を"ちゃんと"弄ってみると、お金だけではないんだなぁと切実に感じる部分も多く存在することに気付きます。
金が掛かったおじさんレーサーのマシンにもオーラや輝きはあるのですが、子供たちの知恵と工夫が詰まったマシンにもまた、宝石のようなきらめきが生まれるのではないでしょうか。
ちなみに昨晩、興味半分でタミヤの1/10スケールRCパーツを眺めていたのですが、今こっちにウッカリ手を出さなくて良かった。RCはおそらくプラモデルやミニ四駆のカスタム以上に大変なことになる。
夜追記。
結局ダンパーをリヤに移植。もしかするとジャンプ時にお尻が沈んでしまうかもしれません。状況次第で説明書通りサイドステーに二重取り付けするか、スタビ取り付けた方が良いかも・・・?
とりあえず、ものさしで長さを計測したら166mmか167mmとなったので、明日ちゃんと計って取り付け位置調整ですかね。レギュレーション確認用のクリアケース欲しい。
年甲斐もなく(?)ミニ四駆
カプチーノの製作が終盤に差し掛かった頃。取りかかっているプラモデルを作り終えたら、どうしても組んでみたいものがありました。
ミニ四駆。
昔、それこそプラモデル第1期くらいに、やはりミニ四駆をちょっと弄っていたことがありました。といってもとくに大会などに出走させたわけでもなく、「ただ面白そうだったから」という理由だけ。
ところがこの年になって、なんと言うかプラモデル同様に、やりたい欲が再燃し始めてしまったワケです。プラモデルもそうですが、どうやら私は、使えるお金がある程度自由になってくると、「昔かじる程度にやってた"アレ"を真剣に取り組んでみたら、どうなるだろう」と考えてしまう癖があるみたいです。
ミニ四駆PROシリーズからGRスープラやWRCヤリスがリリースされているのを知ってしまったのも、それなりに大きい要因だったのでしょう。気付けば私のブラウザは、ミニ四駆本体とパーツを表示していました。
まあでも、"年甲斐もなく"というのは間違いかもしれません。ヨドバシやビッカメでも最近はミニ四駆のコースを置いてくれている店が多いですが、そこに入り浸ってチューンと走り込みを繰り返してる客層って、子供より30~40代のパパさんが多いんですよね。たまに子供も一緒になってやっていたりしますが、真剣度は明らかにパパさんのほうが高い。そういう点では、この年で再びミニ四駆が弄りたくなるのも、順当かな~なんて思ったり。
かつて弄っていたのはMSシャーシでN-01ユニットを搭載した由緒正しきミニ四駆PRO、アバンテMk.Ⅱ。外装系はMSシャーシ用リヤステーのみ、駆動系はレブチューンモーターPROとギヤ比3.5:1の超速ギヤに換装し、トップスピード重視のライトセッティングでまとめてありました。
引き続き同車をカスタマイズし続けるのも良いとは思いましたが、せっかくなのでチューニングの方向性を変え、同じミニ四駆PROながら、思い切って別シャーシの車両でカスタマイズしていくことに。車種もGRスープラやWRCヤリスのような国産車種ではなく、結局ヒュンダイのi20クーペWRCをチョイスしました。
日本ではそんなにパッとしない立ち位置のまま早々と乗用車市場を撤退したヒュンダイですが、それから進化を重ね、現在の欧米ではかなり評価が高いみたいですね。ヒュンダイ製エンジンは評判が良くないので、乗りたいかと言われれば答えに詰まるのですが、私もデザインはかなり良いセンをいっているのではないかと。i20クーペ WRCのベース車両であるi20各車も、なかなか刺激的なデザインで、ホットハッチ好きな私としては思わず声が漏れてしまうような。でも乗りたいかと言われれば(略)
いまさらミニ四駆を買ってはみたものの、実はこれといって大会出場やらなんやらを考えているわけではなかったり。とかいいつつ車幅・全高・全長・地上高等、大会で必要となる項目はクリアできるようにセッティングしていきます。
どちらかといえば気の済むままにカスタマイズして、自己満足でニヤニヤするために買ったような感じですね。プラモデルもそうですが、どうも私はこういう"弄って組めるクルマのおもちゃ"が好きらしい。
ボディは目下仕上げ中。といってもミニ四駆は、付属シールだけでボディが完成できちゃうくらいには手軽なので、そんなに気負ってはいないです。指定塗料が在来のクレオス製品互換色では、ABS樹脂を破損させてしまう恐れがあるので、通販で購入したタミヤカラーの到着待ちといった感じですね。
本体購入時にフロント用・リヤ用のFRPワイドステー、19mmアルミローラー、8-9mm二段ローラーも同時に買っておきましたが、フロントステーがどうもボディと干渉するので、改めて別のステーを再発注。こちらも塗料同様に到着待ちとなります。それなりに経験がある方であればボディ加工で乗り切るのがスジなんでしょうけど、私はボディ穴開け等未経験なので・・・。
リヤのローラーは下側から取り付けていますが、リヤにはもう一対ローラーを取り付ける予定なので、なにも間違えたわけではありません。対になるローラーは、ステーらと同時発注中の13mmベアリングローラーか、それともフロントの8-9mm二段か迷い中といったところ。横転防止の観点から、基本的には皆さん8-9mmをフロントにしている感じですよね。
駆動部はギヤ比3.7:1のハイスピードEXギヤ、モーターはトルク重視のライトダッシュPROを装備。といってもMAシャーシではおそらくタイヤ径の関係で、3.5:1の超速ギヤがデフォルトとなるので、ノーマルMAよりは若干トルク寄りのセッティングになるかと思われます。
現状タイヤはノーマルですし、ローラー関係も脳内仮組み段階、ジャンピングスポット用のダンパー類やブレーキ関係は未検討という状態なので、まだまだ弄り続ける日々が続きそうです。
そしてせっかく組んだミニ四駆ですから、一度はコースで走らせてみたい。大会は考えていないと言っても、やっぱり大会も考えてみたい。家にコースを置かない限り、田舎だとなかなか走らせられる場所が遠いんですよね。正確には行こうと思えば行ける距離なんですが、駅から遠かったり。クルマがないと心理的な意味で遠いですよね。いやはやどうなることやら。
アオシマ トヨタ・AE86 スプリンタートレノ GT-APEX '84
製作開始日:8月24日
完成日:9月1日
時代を超えて愛されるクルマ、というとどういう答えを出すでしょうか。
もちろんユーザー層や使途、車型、値段といった様々な要素で答えは変わることでしょう。例えば大衆車として考えれば、トヨタカローラの名前は伊達ではありませんし、コンパクトという条件ならヴィッツやフィットなどの名前が挙がるでしょう。ただ、スポーツタイプという回答条件であれば、私は迷わず「ハチロク」と答えます。
今回着手したのは、アオシマからリリースされているハチロクトレノ前期型GT-APEXのキット。同社のザ・モデルカーシリーズではNo.86としてナンバリングされており、なかなか粋な計らいではありませんか。
さらに4A-GEUエンジン再現、リトラクタブルライト開閉ギミックというニヤけ仕様なうえ、アオシマ恒例のバケットシート&ライトカスタムエアロ付きという、至れり尽くせりキットでした。説明書上での色指示もあってGT-APEXでの組み立てが前提ですが、デカールが共用なのか、それともわざとなのか、GT-Vグレードで組み立てることも可能なようです。といっても違うのはメーターと内装色くらいか・・・。
ホイールだけは選択式でなく、純正オプションのアルミホイール1セットのみですね。ボディカラーも赤黒ツートン(ハイテックツートン)指定で、当時のカタログモデルそのままの製品化のようです。前回のカプチーノが赤だったので、なんとなくパンダトレノで仕上げてしまいましたが。
今回一番泣かされたのは、なんといってもサイドモールの塗り分け。マスキングテープも付属しているので無難に仕上がると思っていました。ところがテープを剥がしてみると、隙間から黒色塗料が滲み出ており、見るも無惨な状態に。自分の不器用さも相まって、何度めかの修正でやっとこさ上の写真のような状態までもってこれました。見る人が見れば酷い出来でしょうけど・・・。
なのでアオシマさん、ぜひこの部分はFC3S前後期選択式みたく別パーツで・・・(アホ)
さて、私の中のハチロク像というのが、8割がた頭文字Dでできあがってしまっていますので、ハチロクを作るならぜひともワタナベリムを履かせたい!と思い続けてきた次第なのであります。
ネットの情報では純正が13インチか14インチ、社外ホイールでも16インチが限度という感じでしたので、限度ギリギリ16インチのRSワタナベ 8スポークを履かせてあります。もちろんアオシマのザ・ホイールシリーズ。パンダトレノにRSワタナベの組み合わせは渋くて思わず「くーっ!」と叫びたくなるビジュアルですね~。これでサイドモールの塗装がしっかりしてさえいれば・・・!
ハイテックツートン白黒にRSワタナベ8スポークで、気分的には「藤原とうふ店(自家用)」と貼り付けたくなるところですが、それは同社1/24頭文字Dシリーズに任せ。。。私のハチロクは純正スポイラー・バケットシート装備のカスタムを施しておきました。そもそもハチロクというクルマは頭文字D連載以前からカスタム素体として人気が高く、オーナーの好みが思いっきり現れる車種だそう。だからこれでいいんです(なにがだ)。
細かいこだわりとして、エンジンまわりのシルバー塗装はすべてタミヤカラーのフラットアルミを使用しています。GSIクレオスのシルバーも綺麗なのですが、エンジンのヘッドやエキゾースト関係特有の鈍い光沢というのが、やはりつや消しカラーでないと綺麗に出ない気がするんですよね。
そういえば、ひとつの疑問点として、ステアリングまわりの塗装指示がおかしいというところが引っかかりました。本キットのステアリングはGT-APEXおよびGTVのスポーツステアリングだと思われますが、説明書ではGSIクレオス水性H-14、つまりオレンジ色での塗装指示がなされています。一方当時のカタログを見ると、H-12つや消しブラック(金属部はH-8シルバー)に近い配色と見受けられます。そこはプラスチック製キット、自分の好きな色で塗れば良いだけの話なのですが、ここだけは完成後も少し気になり続けています。
ハチロク実車そのものの馴染みは漫画作品や映像でしかないのですが、どうやら昔、叔父さんがAE92型トレノに乗っていたそうです。そういえば確かに、MR2でないリトラクタブルヘッドライトの黒いトヨタ車に乗っていた記憶があります。が、裏を返せば黒のリトラクタブルヘッドライト以外に記憶がないので、どのグレードだったか、どんなオプション装備だったか、その他一切のことは不明です。
"キュウニー"のキットは確か最近ハセガワからレビンが出ていたと思いますが、作るかと言われれば悩みどころですねぇ。
ベースキット:
カスタム等:
アオシマ スズキ・EA11Rカプチーノ '91
製作開始日:2020年8月14日
完成日:2020年8月19日
自身のプラモデルコレクションとしては初の軽自動車となりました。製作期間も1週間以内と、こちらも史上初の記録を樹立してしまいました。軽自動車なのでこれまでよりパーツが細かく、多少は難航するのかと思いながら取りかかりましたが、そのぶん部品点数と設計はシンプルだったみたいですね。
キットではシルバーか赤で塗装しろと指定してきましたが、カプチーノでこの二択ならやはりこの色でないかと。
水性アクリルの赤って色ムラが出やすいのでしょうか。完成時点でボディの重ね塗り回数は2回ですが、1回目の時点でかなり塗りムラが出ていたので、反射的に以前のR33スカイラインの失敗が頭をよぎりました。
アオシマキットではオプションエアロパーツ付属が恒例行事で、今回も例に漏れずスカート系エアロが付属するのですが、"軽自動車らしさ"に拘りパラメーターを振り、足回りを軽快に見せるエアロなしで組み上げ。FRライトスポーツ感は申し訳程度のスポイラーに任せることにしました。
アオシマキットもうひとつの魅力は、ひとつの車両のキットの中でも選択できるバリエーションが多いこと。カプチーノでも、フルオープン、Tバールーフ、タルガトップ、ハードトップの4種類を選ぶことが可能。エアロの選択次第ではさらにバリエーションが増えます。
"軽自動車らしさ"を味わいつつ、FRライトスポーツ特有のかっこよさも演出するために、今回はタルガトップを選択しました。軽自動車としてのサイズ感やボディデザイン、そしてFR車特有のロングノーズとオープン仕様のビジュアルは、90年代の車両でありながら、現代でもかっこよさがひしひしと伝わる一台でしょう。
ひとつだけヒヤヒヤしたのは、角度や位置のガイド・アタッチメント等がなく、ボディ直付け指定されているサイドミラー。速乾性が最大の武器であることを踏まえればセメダインですが、プラスチックの表面を溶かしながら接着する特性上、万が一ズレたときに甚大なダメージが生じる危険性があります。その点エポキシ接着剤を使えば塗装ダメージの心配はないものの、セメダインのような速乾性は期待できないので、長時間のホールド地獄が待っています。
さんざん迷ったあげく、自分のスタミナのなさを鑑み、イチかバチかセメダインを使用。とくに大きなトラブルもなく接着できましたが、次回もこれをやれと言われた場合、成功できる自信は全くないですね。
カプチーノに赤は定番の組み合わせですが、このカラーも助けてロードスターや外国製オープンカーばりのかっこよさが演出されている気がしますね。今回カプチーノを選んだのはほとんど衝動のようなものでしたが、本能的にこのキットを選んで正解だったような気がします。
個人的にはスイフトスポーツみたいなスズキの本気を見せつけてくるクルマが大好きなので、アオシマさんは是非ともスイスポのキットを...!
ベースキット