VividRabbitRicoのおもちゃ箱

下手くそながら作ったプラモデルや、弄っているいろいろなおもちゃを置いておく場所です。

【過去話】フジミ R33 GT-R Vスペック '95

プラモ作りが完全に空白状態でムラムラ(?)。なので昔の話です。

私のプラモ製作期は現在進行形が第2期なワケですが、2があるからには当然第1期もあったわけです。FC3S RX-7前期型から始まり様々な車種を買ったプラモ第1期ですが、当時はあろうことか、プラモデルを「でっかいミニカー」感覚で作っていたので、製作数のわりに現存しているのはR33 GT-Rと2002年型2代目インプレッサだけ。どちらもフジミ。

今回はR33 GT-Rのほうを振り返って思い出に浸ります。

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これは比較用のタミヤのヤツ

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なんだこれ、ヒデ~!と思った方。安心してください、あなたの審美眼は正常です(笑)。中学生?のころはこれを真剣に作っていたので、今思えば「井の中の蛙大海を知らず」というところですかね。

いま見てみるとツッコミどころが多い仕上がりですね~。リアもすごいですよ。

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同じR33 GT-Rでもフジミとタミヤでは造形がかなり違います。

こっちの話をしたいのにあまりにも私の作り方が汚すぎてそればかりに目がいってしまう

 

そもそも全体の造形として、フジミのつくりは評判通りです。パーティングラインは金型成形プラモデルの宿命ですが、結構凹凸が目立ちます。ボディ全体のルックスも、若干デフォルメが入っているタミヤのほうが、どことなくスマートで格好いい感じ。実寸通りで考えればフジミのほうが正確なんでしょうけどね。

そしてなにより、キットの作り込みのクオリティが根本的に違います。

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ディスプレイしてしまえばほとんど目に付かない部分ですが、こちらの造形でもやはりタミヤに軍配が挙がります。フジミのほうは前後輪とも1本のシャフトでタイヤを固定しますし、そもそも設計が古いキットなんだろうか。ローダウンパーツが追加された一番新しいキットでも同じ金型みたいです。

ってか塗装色間違えてるぞ、過去の自分・・・。

 

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このタイプのサイドミラーはあまり好きではないですね。セメダインの固定完了までホールドしてないといけないヤツです。ネット上の製作記を拝見させていただくと、みなさん真鍮の棒を埋め込んで固定しているみたいですね。

そしてなんとなく車高が高い。ボディとシャーシの合わせ位置がうまく噛み合っていないのかと思いましたが、これが適正位置のようです。ウワサだと同社のインテRの車高もかなりダサい凄いことになっているみたいなので、もともとなのかな~?ローダウンパーツが追加された新規品が羨ましい。

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純正シートをレカロ風に塗っているダサさには目をつぶって、着目して欲しいのはセンターコンソールとダッシュボードの噛み合い具合。恐ろしくズレているように見えますが、バスタブ外縁側では適正位置みたいです。マジかよ。

ドア周辺の内装部はフジミのほうがリアルに見えますね。実際にはちょっとサイズ感がおかしいそうです。

というかすべてのパーツが着色成形パーツなので、筆塗り勢的には「勘弁してよ~」の世界なんですが・・・。

 

キットひとつひとつは評判が悪いフジミですが、実はR33 GT-Rに関してのラインナップは業界トップクラスと思われます。

タミヤはVスペック前期型とカルソニックアオシマはそもそもGTS 25t '94のみをリリースしているところ、実はフジミからは前期型('95)・中期型?(LM limited)・後期型('97)をはじめ、複数のR33キットが発売されています。

まあ、そのうちどのくらいが今も入手可能なのかは分からないですけどね。っていうかオーテックバージョンはどこのメーカーも出してくれない。取材車両が希少だからかしら。

 

さて、ここまでフジミキットについて散々こき下ろしてきましたが、この酷い完成度合いはどう見てもキットのせいではない。今の私から見て、過去の自分のダメなところを挙げていきましょう。

まず筆ムラがすごい。着色成形キットなのは前述の通りですが、ボディカラーは純正名ミッドナイトパープル指定(パープル+ブラック混色)を想定されていました。そこに無理矢理シルバーを塗りつけたので、とにかくベタ塗りって感じですかね~(自分のことなのに覚えていない)。塗装後の表面処理は全くしてないです。

セメダイン接着したヘッドライトはクリアパーツを完全に曇らせています。そもそもR33の立派な眼力を成立させる黒塗りはなされていないようす。そしてなんでもかんでもセメダイン接着しているので、はみ出した部分の仕上がりが散々な出来になります。

あとワイパー折れてるんですよね。ウワー。

 

ま、酷い出来です!端的に言えばヘタクソ!

 

そもそも論、これは先日アルテッツァを作ったときにも述べましたが、フジミのキットっていろいろ雑(直球)なぶん、ある程度しっかりした仕上がりにするには、それなりの技術や経験値が必要なワケです。

今の自分が熟練したとはまだまだ言えませんけども、今このキットを作ったらどうなるんでしょうね。気になるところです。

 

ということで今回は過去の話でした。

ちなみにこのキットは既に絶版のようですよ。

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ちなみにローダウンパーツが新たに追加された後継?キット。こちらも売り切れみたいです。

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フジミ製R33のさまざまなバリエーション

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