カプセルトイの公衆電話
またプラモデルの話じゃないじゃんとなりそうですが・・・。
元来ミニチュアが好きな私ですが、ここ数年のガチャガチャトレンドは、そういうオタクを狙い撃ちしているかのような製品が多いですね。ガチャガチャ(カプセルトイ)はもともと変なものが多いですけど(笑)
例えば日本信号の灯火コレクション。自動車用信号と歩行者信号をLEDトイにするという人気シリーズ、鉄道信号や信号用押しボタンを追加して第2弾も展開されたのは記憶に新しいかと。ボタンを押せる機械のシリーズだと、バスの降車ボタンですとか、普段押せない非常ボタンのものもありましたね。
最近度肝を抜かれたのは、たこ足配線ができるカプセルトイ「配線の世界」。スマホ充電器に炊飯器・ドライヤー・瞬間湯沸かしポットといった電力を使いそうなミニチュアと、テーブルタップなどのラインナップ。それぞれに付属する2個口コンセントはもちこん、テーブルタップにコンセントを差し込んで配線できるというよく分からない、でもオタク心にドキっとさせる魅力があるカプセルトイです。
と、前置きはこのくらいにして、今回私がたまたまイオンモールを散歩していて見つけたのがコレ。
今ではなかなか見なくなってきましたね。公衆電話のミニチュアです。ハローキティの「使える?公衆電話!」の煽り文句キャッチコピーも最高ですね!
冗談はさておき、みなさんは公衆電話、ちゃんと使えますか?
私は高校生になって初めて携帯電話を持ったので、中学生のころはよく公衆電話で親に電話していたものです。中学校には上の画像のDMC-7とMC-D8と思われる機種が置かれていました。町の会館にはダイヤル式の675S型公衆電話、通称ピンク電話もあり、そちらは最初の頃は恐る恐るダイヤルに手を掛けたものです。
ですから私と同世代やそれ以上の"公衆電話ネイティブ"からすれば「馬鹿にするなよww」というような話ですが、近年は若年層で公衆電話の使い方が分からない人が増えているのだそう。私たちよりもうちょっと低い世代だと、外出先での音声通話手段というのが携帯電話の世代らしいです。そもそも最近は固定電話の契約もマストではなくなってきている時代なので、言われてみれば確かにという話です。
このカプセルトイ、単なる公衆電話ミニチュアとしてのオタク満足度も非常に高いんですが、一方で公衆電話の存在と使い方を周知させるアイテムとしての側面も持っていると感じました。というのも、オプションアクセサリーとして「公衆電話のかけ方」という文字が目立つシールが付属していて、公衆電話のPOPとして貼り付けるもよし、公衆電話の使い方を確認するもよしなアイテムとなっています。まあ本体POPのミニチュアサイズなので老眼になると判読キツいですけど。ちなみになぜそれもラインナップにした?な「ハローキティ」には「使える?(略)」の判読可能サイズシールが付属します。
話が少しシリアス寄りになってしまいましたので、このあたりでカプセルトイの公衆電話を見ていきましょう。
うーん、このオタク心くすぐる造形!なんで公衆電話をミニチュアにしたの?という疑問が一気に吹き飛ぶ快感です。
サイズが小さくクッションも重めですが、ボタンはひとつひとつ押下できます。受話器ハンガーが上下に動くところも細かい!
さらに私を満足させたのは、より細かいギミック。釣り銭返却口の小窓も可動部位なんです。しかも本物さながら、軽い動作で透明窓が動くのを、カプセル開封前から確認できました。これには大興奮です。
さすがに銘板は形だけでしたが(というかこのサイズで印字されてたらヤバいな)、受話器コードの金属被覆のギザギザ感がゴム紐で再現されているところにも、企画側のこだわりを感じます。
ただ受話器がプラスチックなのでそれほど重量がなく、それに対してゴム紐の反発力がすごいので、なかなかフックにうまく固定できませんでした。まあこのへんはカプセルトイだからってことで。
キティ先輩も出ました。というか最初に出ました。キティ先輩、そこは耳じゃ無いと思うんですが・・・。
というわけで、ついつい回してしまうガチャガチャの話でした。