VividRabbitRicoのおもちゃ箱

下手くそながら作ったプラモデルや、弄っているいろいろなおもちゃを置いておく場所です。

俺のミニ四駆がこんなに非力なわけがない

ミニ四駆イジリーは休止・・・と言っておきながら、やはり一回くらいは走らせようと思い、今日さっそく電池を入れてみました。

家には新品の単3電池の1本や2本くらい転がっていると思っていたのですが、どうも開封済み・消耗済みのものしかないようで、まあとりあえずと適当に同じラベルのものを2本手にして電池を投入。

記念すべき処女走行です。

ちょうどよい抵抗感のスイッチをONの位置にいれ、いざ試走!と、頼りないカラカラ音とともに走り出した我がヒュンダイi20クーペくん、トロトロ走り始めて10秒足らずで止まってしまいました。

これがヒュンダイか!いや、中身はタミヤのMAシャーシにダブルシャフトモーターなんで、メーカーもクソもないですけどね・・・。

 

さてさて、ミニ四駆のスタートといえば普通、タイヤが接地した瞬間「バシュン!」なんて音とともにマシンが飛び出していくもんですが、私のi20クーペはまるで10年前の1.0Lヴィッツみたいな加速。いわば異常事態なワケです。

といっても原因はなんとなく思い当たりますよね。冒頭で触れた消耗電池、つまり電源出力の不足でしょう。一応他の原因考察も当たっておきましょう。

 

最初に改善策を打てるのがグリスの塗布不足とギヤの動力伝達ロス。モーターからの動力はピニオンギヤを介して2種類のギヤからタイヤに伝わるので、この部分の回転力が足りなければ車両を動かすことができません。ちなみにギヤの噛み合いが悪くてパワーロスするというケースもあるようです。噛み合い具合については目視や手転がしでしっかりギヤが噛み合い、あるいは前後輪が同期していることを確認済みなので、可能性はおそらくゼロ。

グリス不足についても、これは原因でないなと直感的に感じていました。以前、あろうことかグリス塗布を忘れたミニ四駆を走らせた経験があるのですが、潤滑剤のないギヤどうしが噛むとすごい音がするんですよね。しかも途中で速度が落ちるということは無く、爆音を響かせながら走り続けます。一方のi20クーペではカラカラという軽い音はするものの、ギヤどうしの異音はとくに聞こえません。強いて言えばシャーシ側のシャフト受けがグリス不足なのかもしれません。もうめんどくさいからここもベアリングにしよう(爆)

また、トルク重視のチューンやモーターなので、仮にギヤ側の回転力が不足していたとしても、完全に止まってしまうことはないのではないでしょうか。結局グリスを追加しても加速力は変わらず。いや、正確にはちょっとタイヤが回りやすくなりました。やっぱりグリスは足りてなかったらしい。

とか言いながら持ち上げて試していたら、最初の頃は回転していたタイヤの回転スピードが徐々に落ちてきているような・・・。接地させるとついに動かなくなりました。やっぱり電池でしょうな、これは。

 

そういえば、一般的なアルカリ電池と充電池とでは、消耗による出力変化がだいぶ違うらしいですね。エアコンのリモコンによる検証なので、こういうモーターのおもちゃとは挙動も異なるでしょうが、アルカリ電池では使用開始後から徐々に出力低下していくのに対し、充電池はかなり長期間出力をキープでき、残量枯渇寸前にドっと出力低下するのだとか。仮に高回転モーター類でもこの消費ペースが使えるのなら、ミニ四駆レースではかなり強みになりそうですよね。

ま、普通に使用電池の項目でレギュレーション違反です。

 

とはいえまだひとつの可能性が払拭されたわけではありません。それがそもそものモーターによる不具合。モーターにも個体差があるようで、同じ種類のモーターを複数個キープし、レース用の一番調子が良いモーターを選抜するというレーサーのかたも多いようです。

電子機器や家電でもありがちですが、"ハズレ"個体がたまたま来てしまった可能性もあるわけです。そのうち新品電池を仕入れて原因確定させたいですね。